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2011年12月27日 (火)

節操のない政治家、往生際の悪い経営者など

わが意を得たりと書くことにした。今朝(26日)の”天声人語”を読んでからである。

もともと僕は、政治家など全員ではないにしろ、節操ある人種と思っていないから、この程度の事は平気でやると思っていた。言い換えればこの程度の感覚で無いと政治家などやれないのであろう。

事は大阪市長に当選した橋下 徹氏へ擦り寄る自民ならびに民主党の幹部連中である。彼らは市長選で橋下氏を攻撃したではないか。人気抜群の氏であるから心中、当選すると思っていたのではないだろうか。それでも攻撃した。でも彼は圧勝した。

「自分達の考えを無視するならば、大阪維新の会から国政へ候補者を立てる」の一言が、いかにも恐かったのであろうか、挨拶に来た橋下氏へ恥ずかしげも無く握手を求めたのである。民主も自民も、党の要に座る政治家が。

”天声人語”は述べる。「同じ握手でも、幾らか恥ずかしそうに出来ないものか」と。僕はその”両者ニコニコ顔で握手するテレビを見たとき、「こいつ等、男か?」と思ったものである。”太っ腹”と思い違いした人もいるかも知れないが、”無定見”そのものだ。この文を読んで拍手した。

”天声人語”は更に述べ、結論付けた。「そんなものさと諦めるなかれ。国の危機にこそ、政治家の節操が厳に問われるべきであろう。ぶれないのは誰か、自分達の選挙より、顧客である有権者の事を考える本物のプロは誰かを覚えておきたい。党名と氏名の両方で」

幾つか腹の立つ事件の中で、九州の大企業である九州電力の問題がある。かなり関心があるので”オリンパス”事件、”大王製紙”事件と共に、これらについての記事は、ほとんど漏らさずスクラップとして保管している。

九電の社長の往生際の悪さには辟易だ。問題発生から本日までスクラップの全ての記事を読み返してはいないが、ほぼその過程は頭に入っている。僕がここで詳しく述べなくとも、大方の人はご存知であろう。

枝野経産大臣が「今のままのガバナンスでは原発の再稼動は認められない」と発言し続けていても、それが社長の交代を求めていることと解っていながら、とうとう年を越しそうになった本日(26日)まで、前言を翻したあと頑として辞任を口にしていなかった。

ところが、今日が最適のタイミングと計算したのか、たまたま見たテレビ番組で「社長が辞任を口にした」と言うのである。もう一度詳しく調べた上で、思うところを書きたいのであるが、テレビ内容で記憶しているのは、辞任はするが、その時期は今すぐなのか、来年6月頃の任期終了時なのか明言してないそうだ。

それにしても功成り名遂げた企業のトップも、その規模の大小に限らず一度権力を握ると放したくないのだろう。それほどトップになると、経営の苦労よりうま味や快感が多く・強いということか。勿論、自尊心も満足させられるだろうし、名誉を失いたくない気持ちも解らぬでもない。

この人も、一度辞任を口にしながら取り消した人である。まあ、大金持ちの元総理が同じ事をしたのだから、自分が前言を翻したからと言って、そんなに責任を感じることはないと思ってでもいるのだろうか?「綸言汗の如し」というではないか。、特に国のトップや企業のトップは、一旦口から出した言葉は引っ込めてはならない。武士の時代ではないが、現在でも「武士に二言は無い」というセリフは使われるのだ。

何故もこんなに往生際が悪いのか?理解に苦しむところである。その点、大王製紙の前会長は、人を小バカにしたような薄ら笑いをうかべながらも事実を認めたのであるから、苦労を知らない生まれながらの三代目経営者としての育ちの良さであろうか。

この項とあまり関係が無い物言いであるが、70年の生を振り返ってみて思うに、人間と言う生き物の世界は何時の世も、割を食うのは善良な金も力も無い弱者であり、表と裏を上手く使い分けの出来る、ある程度厚顔無恥な人間ほど、サバイバルゲームに生き残れるように出来ている。その弱い人間が大多数だから、「ご同輩」として、横並びに僕らも生きて行けるのであって、これが反対なら悔しく、劣等感に苛まれて、まともな生活など出来やしないのだ。

問題になったトップの人間に「いさぎよさ」が見られない最近、名を惜しむ武士然とした人間にお目にかかりたいと心から願うものである。

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コメント

国民のことを考えるのは政治家,当選したら公約のことは忘れて,すぐ次の選挙のことを考えるのが政治屋.
今,国家国民のことに命を懸けてる政治家がいないのが日本凋落の因ですね.

ガラシャ夫人の「散りぬべき時を知りてこそ,世の中の花も花なれ,人も人なれ」

武将家系の細川さんは「殿様首相」と言われながらも,総理を辞めた後は潔く政治から身を引きましたが,その後の政治家系や財界家系の総理大臣はどうですか.「責任」という気持ちはないのかね~.
辞めると言いながら辞めない人もいるんですからね,さすが宇宙人ですね.


投稿: Mountain Boy | 2011年12月27日 (火) 15時33分

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