どうにか使えるようになったネットブック
間が悪いことに、親しくなった量販店のI さんは3日間の休みであった。このことは、パソコンを買った日に彼が僕に伝えていたので知っていた。3日間も使えないままにして置けるほど気が長くない僕は、承知で件の量販店に急いだ。対応したのは始めてみる社員であったが、早速用件に入った。「とにかくメールが出来ない、原因が判ればそれも知りたいが、僕にそれを理解できる知識もないかも知れないので、兎に角メールの送受信が出来るように設定して欲しい」と頼み込んだ。
彼はしばらくパソコンを触っていたが、さじを投げたらしい。別の社員を呼んだ。再度経緯から説明しなければならないが、仕方ない。30~40分間、彼も真剣に原因を探っているように見えたが、結局解決できなかった。専門家に近い知識を持った人でさえこの程度である。ここで彼の口から聞き捨てならない言葉が出た。普通なら目くじらを立てるほどでも無いのだが、僕も焦っていた。
「完全な状態にするにはお金を払って頂だき、設定しなければなりません」と。多分親しいI さんならこんな言葉は吐かないはずだと思ったら、いつもの悪い癖が出た。いい年をした大人だから喧嘩腰にはならないが、納得できない発言である。思うところを述べた。「パソコンは普通の家電とは違う、買ったらその目的であるインターネットとか、メールが出来るようになるまで販売者が責任を持って対処するのが当然ではないか?可能な限り努力して出来ないのなら仕方ないが、サービスだから適当にとの気持ちが見え見えだ」「たとえ小額の買い物であっても、お客との信頼関係が売り上げ増に繋がるのでは」等々、沢山。
言わずもがなの事まで言ってしまって後悔したが、もう引っ込みが付かなくなった。現役時代、この性格でどれだけ損な役回りをしただろう。
でも、僕はパソコン販売については、どこの販売店も間違っているように思えてならない。世の中にこれだけ普及すると、大半の人がハード面の知識も持たず、ネットやメールを楽しんでいるに違いない。それなのにそこに至るまでの設定やアフターに彼らは責任を持ってない様だし、消費者の知識の無さを逆手にとって、利益をアフターサービスに求めているように思えるが、穿ち過ぎであろうか?パソコンと他の家電とどこが違うのだろうか?
パソコンに関しては、その製造元業界が「殿様商売」と決め付けられても仕方ない、特殊な売り方ではないのか。確かに「初期化」など、知識のない人が行うには危険があり過ぎるような場合は専門業者に頼むのは仕方ないにしろ、今回みたいなハード面のトラブルでないものについては、最後まで責任を持つべきだ。周辺機器販売業者も、同じような対応を取る業者がいるのは何故だ。
長くなるので、結論を述べたい。僕から意見された彼も驚いたようだ。翌日再訪したときは、すっかり人が変わったように対処してくれた。結局、親パソコン(自宅のノート型パソコン)と同じ設定にする事により解決したのである。考えれば当たり前のことに気付かなかった。
それでも人はどうあろうと、僕は何も恥じること無く、知らないことは質問して自分の知識にしたいと思うので、今後も解決できない時は教えを乞いに行くつもりだ。
7日にこのブログにコメントを頂いた。九十九とヒトツさんと言う方からである。親切なコメントで、非常にためになるアドバイスであった。パソコンにかなりの知識をお持ちであると推察している。過去にも2~3度頂いたことがある。願わくばメールアドレスをお送りいただき、親しくご挨拶したいものである。
アドバイスに従い、親機にもネットブックと同じメールが残るように設定した。昨日はソースネクストのセキュリティーソフトを購入して、朝方インストール終了した。これでトラブルが発生しない限り、安心して2つのパソコンを使うことが出来る。
3日間休んでいた量販店のI さんに、電話した。今までの経緯を一気に話した。やはり何度も親切を受けているので、安心して話せる。ふっくらした何時もニコニコ顔の彼がふと漏らした。「上役から良く叱られるんです、お客に親切過ぎる」と。多分親切のあまり、お客との対話が長引くのであろう。僕は即座に言った。
「いや、I さん今のままで良いのだ。お客も受けた親切は忘れない。そのお客は君を指名して商品を買うだろうし、少なくとも他の店に逃げることは無いはずだ」顔を赤らめて聞いているであろう彼を想像しながら電話を切った。実を言うと、ネットブックと同じメールを親機に残す方法は自信が無くて、彼に確認するのが主目的であったのだが、当然親切に教えてくれた。
何時も思うことだが、出来る親切はするべきである。「情けは人の為ならず、めぐりめぐって己が為」。もって肝に銘ずべき。I さんの営業姿勢は素晴らしいと思うが?
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